Yahoo!ニュースで、「琵琶湖三市同時花火大会」について、各市から開催の許可が下りていないという記事を見ました。
そこで、「琵琶湖三市同時花火大会 詐欺」というキーワードが気になり、Instagramに掲載されていた告知ページを実際に見てみました。
最初に見たときの印象は、かなり本物っぽいというものでした。
写真や動画が掲載され、デザインも綺麗に作られています。
正直、このページだけを見ていたら、私もすぐに「詐欺かもしれない」とは気づかなかったと思います。
今回は、実際に告知ページを見て、私が「ちょっとおかしいのでは?」と感じたポイントをまとめます。
本物っぽいインスタ告知ページ
Instagramの告知ページは、とても綺麗に作られていました。
デザインもしっかりしていて、ぱっと見ただけでは詐欺とは気づきにくい作りです。
また、企画についても「半年前から準備している」というような内容が掲載されていました。
このように、時間をかけて準備しているように見せることで、さらに信頼感を持たせる作りになっていると感じました。


動画もすごい

Instagramには花火の動画も掲載されています。
動画を見ると、実際に過去に打ち上げられた花火の映像のように感じます。
こうした動画が掲載されていると、「本当に開催されるイベントなんだ」と思ってしまう人も多いのではないでしょうか。
画像だけでなく動画まで用意されているため、かなりリアルに感じます。
県外の人は気づきにくい?
今回の告知を見ていて、興味深いと思ったのが、県内の人と県外の人では感じる違和感が違うのではないかということです。
県外の人は琵琶湖周辺の土地勘がありません。
そのため、「琵琶湖周辺の三つの市が合同で花火大会を開催する」と聞いても、特に不自然には感じないかもしれません。
一方、地元の人からすると、「この場所で三市合同の花火大会?」と違和感を持つ部分があるようです。
土地勘があるかどうかによって、情報の信頼性を判断する材料が変わってくるのだと思います。
変だなと思う箇所、違和感

サイトを見ていて、いくつか「ちょっと変だな」と感じるところがありました。
その一つが、文字化けしている箇所です。
文字化けを見つけた瞬間、「これ、もしかしてAIなどを使って作られたものなのでは?」と思いました。
もちろん、AIを使ってデザインや文章を作ること自体は悪いことではありません。
むしろ、イベントの告知ページを一から外注するとかなりのお金がかかるでしょうから、私が同じ立場でもAIを使って作ると思います。
ただ、細かい部分まで確認されていないことが、違和感につながりました。
会社が運営していない?

そして、個人的にかなり気になったのが、運営主体です。
この規模の花火大会を本当に開催するのであれば、かなり大きなイベントになります。
そのため、当然ながらイベント会社が運営しているものだと思っていました。
ところが、掲載されている情報を見ると個人名しか確認できず、さらに住所もマンションの住所になっていました。
この時点で、「これは本当に大丈夫なのかな?」と強い違和感を持ちました。
一番おかしいと感じたところ
一通り告知ページを見ていて、最もおかしいと感じたのが、「共催」や「後援」などの情報が見当たらないことでした。
こうした大規模なイベントでは、主催者だけでなく、自治体や関係団体などの「共催」「後援」が掲載されていることがあります。
イベントを開催する側からすれば、自治体などから後援を受けられれば、それ自体が信頼につながります。
そのため、イベントの公式サイトやパンフレットなどに、
「○○市後援」
「○○観光協会後援」
「○○実行委員会共催」
といった情報が掲載されていることがあります。
今回の告知を見ていて、そうした「公的な裏付け」が見当たらないことに違和感を持ちました。
もちろん、共催や後援がないからといって、それだけで詐欺だと判断できるわけではありません。
しかし、今回のような大規模なイベントであれば、確認するポイントの一つになると思います。
インスタ発信も危険だと感じよう
今回の件で特に怖いと思ったのが、従来の「いかにも怪しい詐欺サイト」とは違い、Instagramが入り口になっていることです。
Instagramのアカウントや投稿が綺麗に作られていると、それだけで「ちゃんとしたイベントなんだろう」と思ってしまいます。
しかも、写真や動画があり、開催までの準備期間についても説明されている。
こうなると、かなり本物らしく見えます。
しかし、Instagramのページが綺麗に作られていることと、イベントが本当に存在することは別の話です。
今回の件を見て、「Instagramだから安心」とは思わないほうがいいのだと感じました。
これからは、SNSでイベントを見つけた場合も、
主催者は誰なのか
運営会社や実行委員会は存在するのか
所在地は確認できるのか
自治体などの公式発表はあるのか
共催・後援団体は存在するのか
チケット販売先は信頼できるのか
といった点を確認したほうがよさそうです。
SNSの見た目がどれだけ本物っぽくても、それだけでは本物だとは限りません。
今回の「琵琶湖三市同時花火大会」の件は、「SNS時代の詐欺は、怪しく見せないことが重要になっている」ということを考えさせられる事例だと思いました。